MAD: Making Art Different
フリー・ブロック - Free Block MAD4コースに共通の講座
【概要】
フリー・ブロックは、MADの4つのコースに共通した選択制講座です。現代アートを理論的・実践的に考えてゆく上で重要となる専門的な知識や研究、スキルを網羅的に取り上げます。受講生は、コースと期間に応じて科目を選択し、受講することができます。(フリー・ブロックのみの受講は不可)
選択できる講座の数は、各コースによって異なります。
>>フリー・ブロック2009 講座についてはこちらから
>>フリー・ブロック2008 講座についてはこちらから
【コース別選択可能講座数】
- キュラトリアル・スタディーズ: 30講座
- アート+コミュニケーション: (各) 10 講座(前期・中期・後期)
- アーティスト: (各) 3 講座 (春期・秋期・冬期)
- マガジン: (各) 3 講座 (春期・秋期・冬期)
なお、「フリー・ブロック」のみの受講はできません。
【目次】
【講座一覧】ワークショップ
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コミュニケーションと身体性(7月10日):
山川冬樹(ホーメイ歌手/美術家)
ホーメイ歌手であり、パフォーマンス・アーティストでもある山川氏と共に、言葉を発することなく他者とコミュニケーションをとる方法を実験的に探求します。声と身体の可能性を引き出し、言葉以上の情報量や微妙な感情を伝える方法を発見する試みです。
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フリー・アート・ペーパーを作る(10月2日/12月4日):
柳下朋子(日本経済新聞)
フリー・ペーパー作りを通して現代アートにアプローチします。フリー・ブロック「展覧会評の書き方」と連携しながら、紙面づくりの基本を学びます。テーマを決め、取材・執筆。約2ヶ月かけて、展覧会評やインタビューなどで構成される紙面を完成させ、発表します。
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展覧会批評の書き方(11月2日):
小澤慶介(AIT)
作品や展覧会について自分の言葉で書いて、より理解を深めましょう。現場で得た視覚的・身体的経験、二次的に得たコンセプトなどの情報、そして美術史や現代思想、社会学、文学などの知識を合わせ、現代の視覚文化における作品や展覧会を読み解く力をつけます。
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都市空間を読む力(2011年1月29日):
森弘治(美術家)
多くの人々が衝突することなく行き交っているのを見ると、都市空間には、目に見えないさまざまな「きまり」があるということに気づかされます。そのような「きまり」が視覚的に表れているところを写真に撮り、何が都市空間を成立させているのかについて議論します。
【講座一覧】アートと理論
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ペテン師としてのアート:ジーン・フィッシャーを読む(4月22日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
秩序を乱したり、そのなかから何か新しいものを生み出すペテン師。2002年開催のドクメンタ11のカタログに寄稿された、多くの文化に見られるペテン師の仕業とアートの実践を関連づけたテキストを読み、「世界」を軽やかに変える可能性について考えます。
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「美」と「崇高」(5月11日):
辻憲行(東京都写真美術館 学芸員/翻訳家)
古代ギリシアの哲学者であるプラトンとアリストテレス、18世紀ドイツの哲学者であるカントの考えを頼りに、「美」がどのように見出され、議論されてきたのかについて概観します。また、関連して論じられ、現代アートの実践に影響を与えた「崇高」についても考えます。
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ヴェネツィア・ビエンナーレ解剖(6月8日):
堀内奈穂子(AIT)
「The Experience of Art / Always a Little Further」、「Think with the Senses Feel with the Mind」、「Making Worlds」。過去3回の、ヴェネツィア・ビエンナーレの総合ディレクターが企画する展覧会をとおして、その傾向とポスト9.11の関係性を考えます。
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社会空間の文法(9月28日):
小澤慶介(AIT)
20世紀をとおして産業の成長とともに変容してきた社会空間を、フランスの哲学者ルフェーヴルや英国の地理学者ハーヴェイなどの文献を参照しながら考えます。「空間」という抽象的な概念を理解しながら、社会空間と現代アートの関係も考えます。
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「美」の政治学(10月26日):
辻憲行(東京都写真美術館/翻訳家)
美術だけではなく、デザイン、医療、ファッションなど、現代社会のさまざまな局面で語られる「美」。その判断基準は曖昧なままに、人々の心理や身体に浸透してゆく「美」の社会的な組織化について、アガンベン、クレーリーなどの考えを参照に、議論します。
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可能/不可能な「共同体」(2011年1月11日):
小澤慶介(AIT)
移動や通信手段が発達した現代の共同体について、バタイユやナンシーなどの思想家の考えを頼りに考えます。また、身体的に関わりを持つことで成立する参加型の作品などにも触れながら、共同体形成の可能性と同時にその不可能性についても思考を膨らませます。
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「日本」を見つめる:ブルーノ・タウトと坂口安吾(2011年2月10日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
タウトが、「日本らしさ」の構築について桂離宮を訪れた後に書いたテキストと、坂口の、日本の姿を脱構築しようとしたラディカルなテキストを比較しながら、昭和初期に「日本」という概念を支えていた要素を異なる二つの方向から読み解きます。
【講座一覧】アートと産業
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アート界の基礎構造(4月27日):
小澤慶介(AIT)
現在の日本のアート界の構造について、基礎的な知識を学びます。学校やコマーシャル・ギャラリー、美術館、国際展、さらにオルタナティヴな活動などの関係を明らかにしつつ、アート界というアリーナで活動するプロフェッショナルの役割にも目を向けます。
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地域社会の力とアートの未来(6月1日):
北川フラム(アートフロントギャラリー 主宰/地中美術館 総合ディレクター/新潟市美術館 館長)
文化資源を再活用するなかで地域の新たなアイデンティティ作りをしてゆく地域密着型のアート・プロジェクト。外部地域・都市との関係を保ちながら、産み出される「地域」とアートの関係について、大地の芸術祭や瀬戸内国際芸術祭をとおして考えます。
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キュレーティングを海外で学ぶ(6月15日):
堀内奈穂子(AIT)
欧米の大学で開設されているキュレーションに関するコースでは、日本の美術館学とは異なるアプローチが取られています。エジンバラ大学大学院に学び、その後に関わったドクメンタ12関連プロジェクトなどをとおして、キュラトリアル・プログラムの現在を眺めます。
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オルタナティヴ・スペースに見るアートのかたち(7月8日):
中村政人(美術家)
コマーシャル・ギャラリーや美術館などの制度化された領域ではなく、未だ踏み込まれていない部分のアートの形を探るオルタナティヴな活動。2010年初夏に立ち上がる「3331 Arts Chiyoda」において、地元住民と専門家の協働が実現するアートのかたちに注目します。
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文化政策と変化する国立美術館(11月30日):
建畠晢(国立国際美術館 館長)
2001年4月に施行された独立行政法人化法により法人化した国立美術館ですが、展覧会他のプログラム作りにおいて、具体的にどのような変化がもたらされたのでしょうか。国内外の現代アートを扱う国立美術館の館長が、現場の状況とこれからについて語ります。
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アート・プロジェクトとマネジメント(2011年1月18日):
窪田研二(フリーランス・キュレーター)
現代アートが提示する価値を出来るだけ損なうことなく社会とつなげてゆく仕事を紹介します。時代性や現代アートに対する洞察力、コミュニケーション力をキーワードとし、窪田氏が携わった「赤坂アートフラワー08」などをとおして、必要とされるスキルを考えます。
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コマーシャル・ギャラリーの仕事とグローバルなアート・マーケット(2011年2月8日):
山本裕子(山本現代 代表)
アーティストに出会い、ギャラリーの展示空間やアート・フェアなどで作品を発表しながらアーティストのマーケットを作るコマーシャル・ギャラリーの仕事。目利きであると同時にプロデュース力も必要とされる職能について、具体例をとおして紹介します。
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国際交流とネットワークづくり(2011年3月1日):
帆足亜紀(アート・コーディネーター)
国際交流事業を通じて、実践に結びつくネットワークづくりをいかにして実現してゆくか。アジア大洋州地域のアーティストやキュレーター、デザイナーなどとの交流の事例を中心に、レジデンス事業を活用した国際交流の可能性と課題について議論します。
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アーティスト・イン・レジデンスをマネジメントする(2011年3月8日):
塩見有子(AIT)
アーティストを一定の期間派遣・招聘し、作品制作やそのための調査研究、人的・知的ネットワーク形成を支援する事業について、アーカス・プロジェクトやAITなどのプログラムをとおして紹介し、アート界のみならず社会文化におけるその役割を考えます。
【講座一覧】アートと新しい世界秩序
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記憶の表象とスペクタクルの社会(5月18日):
小澤慶介(AIT)
明日の記憶はすでに第三者によって作られている、というのは、もはや大げさなことではないかもしれません。ドゥボールやアガンベンの考えを頼りに、世界化したスペクタクルの社会と記憶の生産の関係、またそれに関連づけられる現代アートの作品を眺めます。
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新自由主義とアート的なもの(7月1日):
小澤慶介(AIT)
グローバリゼーションを推し進め、資本(お金)の蓄積を第一義とする資本主義の一つのあり方と、そこには回収されない価値を提示し得るアートはどのような関係を結ぶことができるのでしょか。政治哲学者ムフやランシエールの考えをとおして考察します。
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国際展のマトリックス(10月5日):
南條史生(森美術館 館長)
2010年、シドニーやシンガポール、光州、上海、台北などのアジア・オセアニアの諸都市において次々と国際展が開催されます。90年代以降に加速したビエンナーレ現象の現在について、アジアや政治、産業などをキーワードに、その現在地を探ります。
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ポスト・コロニアリズムと表象の問題(10月12日):
小澤慶介(AIT)
植民地主義が終わりを迎えても、元被植民地には政治・文化的な後遺症があるといってもいいでしょう。いわゆる西洋的なアートを受容しつつ、表現やそのための場作りをとおして自分たちの言い分を伝えていったことから、文化的な差異を埋める表象の実践を考えます。
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クレオールと不定形な世界(2011年2月15日):
小澤慶介(AIT)
もともとカリブ海の島々における人種の交わりを意味したクレオール。16世紀の大航海時代やそれに続く奴隷制にまで遡りながら、血や言語の混交やそれを可能にした海流など、根付くことなく、絶えず生まれ続ける文化の運動から、もう一つの「世界」を捉えます。
【講座一覧】アートと都市
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情動・身体・建築(10月19日):
塚本由晴(アトリエ・ワン/建築家)
空間を一義的に設定し、使う人の情動や身体の可能性を抑圧してしまうのではなく、むしろそれらを解き放ち自由度を確保しながらさまざまな使い方を想像させるいきいきとした空間。塚本氏自身が関わった建築およびアート・プロジェクトをとおして考察します。
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近代都市における芸術家の肖像と、都市の無意識(10月27日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
19世紀末から20世紀のはじめの都市文化と芸術家について、詩人で批評家のボードレールや思想家のベンヤミンの考えをとおし、「無意識」をテーマに考察します。世紀末といわれる時代から第一次世界大戦前夜までの都市と芸術を巡るちょっとした散歩に出かけましょう。
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状況主義者たちの都市―戯れ、転覆、漂流(11月11日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
1960年代に思想家で活動家のドゥボールを中心に、パリで結成されたシチュアシオニスト・インターナショナル(SI)。権力が規定する社会空間の読みかえを、「漂流」や「転用」の実践により企て続けました。その視座や態度に宿る創造性を再考し、今日的に展開します。
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ネットカルチャーと身体性の変容(11月16日):
辻憲行(東京都写真美術館/翻訳家)
都市のイメージは、視覚化された風景や地図などで表される抽象化された図案だけではありません。YouTube、ツイッター、セカイカメラ、ニコニコ動画など、オンライン上のコミュニケーションから生まれる想像力に注目しながら、都市空間を斜めに読みます。
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1960年代のコンセプチュアル・アート(2011年2月2日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
マチューナスを中心に、オノヨーコやパイクなどが参加し、「イベント」や「ハプニング」を行ったフルクサスや、ニューヨークを舞台にプロジェクトを行ったマッタ=クラーク、またスミッソンなどによるランド・アートを、「エントロピー」などをキーワードに再考します。
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歴史のゲーム―公共圏の減退期における都市創造(2011年3月2日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
都市が企業のように街づくりを事業化し、芸術文化を動員しながら新たなアイデンティティ作りを行う動きが2000年以降に特にはっきりしてきました。「公共」をテーマに、国内外の事例をとおして、都市計画とアートの関係性を検証します。
【講座一覧】アートとジェンダー
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ACT−UPと表象の力学(10月14日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
1980年代に世界的に蔓延した病、AIDSは、特にアメリカの芸術文化の地勢にも大きな影響を与えました。クリンプなどの美術批評家、またゴンザレス=トレスなどのアーティストが、自分の社会的立場をどのように表象したのかについて考えます。
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1970年代のフェミニズムとアート(11月9日):
堀内奈穂子(AIT)
1960年代後半にアメリカでおこった女性解放運動の影響下で現れてきた女性アーティストによる実践について、シカゴやクルーガー、ローズラー、草間の作品をとおして考察しながら、「女性」とは社会的にどのような存在だったのかについて議論します。
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ジェンダーと空間の政治学(2011年2月1日):
堀内奈穂子(AIT)
社会に作られる、ジェンダーと空間の関係を、アメリカの思想家バトラーなどの考えを参照に明らかにします。その上で、そのようなジェンダー化される空間に対する現代アートの関わりを、カルやリスト、やなぎみわなどの作品をとおして描きだします。
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映像表現における身体(2011年2月22日):
小泉明郎(美術家)
1960年代のアコンチやナウマンなど、ビデオアートの始まりから、時代や文化を行き来しながら、映画やテレビなど、映像文化において表わされてきた身体の政治性や可能性について、アーティストが語ります。レンズを前にして変容する身体とその表現を再考します。
【講座一覧】アートと超越的なもの
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宗教的なイコンの喪失―ロマン主義から初期抽象芸術へ(5月13日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
宗教芸術と芸術の超越性を区別することは可能でしょうか?19世紀前半のロマン主義時代の絵画において、宗教的なイメージがゆるやかに消えてゆく一方で、それは荒々しい自然など別の象徴に取って代わりました。西洋絵画の伝統が大きく揺らいだ時期の絵画を眺めます。
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西洋近代美術に対する、非西洋圏文化の影響(6月2日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
モンドリアンなどが所属していた神知学協会などを含め、19世紀後半におけるいくつかの重要な芸術運動に目を向けます。これらは、いずれもヒンズー教や仏教などの伝統に影響を受けながら、ニュー・エイジに似た精神性を唱え、西洋近代とは違う「世界」が目指されています。
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抽象近代絵画のもう一つの歴史―ロバート・ローゼンブラムの眼(6月10日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
ローゼンブラムは、西洋近代絵画史のもう一つの読み方を、絵画の宗教的あるいは精神的な内容に着目しながら提示しています。グリーンバーグが展開した自己批判的な発展という近代絵画史とは別様の流れを、ゴッホやムンク、ロスコをとおして眺めます。
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マーク・トービーと日本―禅の衝撃と抽象絵画(6月30日):
ロジャー・マクドナルド(AIT)
初期抽象表現主義のペインターであるトービーは、1934年に来日し、禅寺に滞在しました。トービーを重要な参照軸にして、戦後アメリカのアートシーンにみる禅の影響を、音楽家であるケージやペインターであるマーデンの作品や活動をとおして考えます。
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非−知とアートの実践へ(2011年1月25日):
小澤慶介(AIT)
社会の構築において有効とされ、言語化され、伝達され、共有される「知」。一方で、社会にとって不用で、言語化され得ないながらも人々に共有されている知、「非−知」に、バタイユの思考をとおして近づきます。また、「非−知」と現代アートの関係についても考えます。
MAD2010 ゲスト・レクチャラー(敬称略 50音順)
石田尚志(美術家/映像作家/多摩美術大学 講師)
逢坂恵理子(横浜美術館 館長)
北川フラム(アートフロントギャラリー 主宰/地中美術館 総合ディレクター/新潟市美術館 館長)
窪田研二(フリーランス・キュレーター)
小泉明郎(美術家)
塩見有子(AIT)
辛美沙(Misa Shin & Co. 代表/アートフェア東京 エグゼクティブ・ディレクター)
住友文彦(AIT)
建畠晢(国立国際美術館 館長)
崔敬華(フリーランス・キュレーター)
塚本由晴(アトリエ・ワン/建築家)
辻憲行(東京都写真美術館 学芸員/翻訳家)
中村政人(美術家)
南條史生(森美術館 館長)
帆足亜紀(アート・コーディネーター)
保坂健二朗(東京国立近代美術館 研究員)
堀内奈穂子(AIT)
毛利嘉孝(東京藝術大学 准教授)
森弘治(美術家)
柳下朋子(日本経済新聞社)
山川冬樹(美術家)
山本裕子(山本現代 代表)
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所)
集中講座 ゲスト・レクチャラー
五十嵐太郎(東北大学大学院 教授)
笠原美智子(東京都写真美術館 事業企画課長)
黒田雷児(福岡アジア美術館 学芸課長)
畠山直哉(写真家)
廣瀬純(龍谷大学経営学部 教員)