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小さな声を聴く、芸術家と私たちのユーモラスなアートの実践

Duck’s Breath, The Museum of Jurassic Technology, 2008 Photo by Sascha Pohflepp

古くから語り継がれてきた人々の智慧、日常をテーマに展示する美術館など、見過ごされがちなものに光をあてるアメリカやヨーロッパほか国内外の活動に触れ、その背景を探ります。また子どもや市民、自然を中心に据えた実践やその眼差しから、AITが行う子どもやユースと学び合うアート・プログラムで大切にしていることや、芸術家や専門家だけではない多様な人同士が協働する面白さについて考えます。

日程:2024年11月5日(火)
時間:19:00-20:00(60分 / レクチャー50分+QA10分)
場所:オンライン(Zoom)
定員:40名
料金:2,750円(税込) 
* レクチャーの冒頭10分は、本テーマに関する世界のアートニュースを紹介します
* ご欠席される場合は、後日オンラインにて録画したレクチャーをご視聴いただけます(期間限定 / ダウンロード不可 / 転載不可)

インストラクター

藤井 理花(AITプロジェクト・マネジャー /ディア ミー企画・制作 )
千葉県生まれ。出版IT企業などを経て2011年より現職。AITでは主に展覧会やイベント、ワークショップのコーディネートや企画を担当。AITが2014年に企画協力した「ゴー・ビトゥイーンズ展-こどもを通してみる世界:子どもキャプションプロジェクト」(主催:森美術館)では、学校プログラムや一般の子ども向けワークショップの運営に関わる。ジーナ・ブエンフェルド企画「回る世界の静止点で」(2014年)、「The BAR vol.8 Today of Yesterday 過去に在る、いま」展(2015年、山本現代)などを担当。2016年に開始した、dear Meプロジェクトのメンバー。個性豊かな子どもやユースが主体的に関わるアートのプログラムを企画。興味は自然、映画、養蜂。個人の活動に多様な子どもたちとの文化活動や学びのサポートを行うボランティアグループ、ダウン症や自閉症の子どもたちのアトリエなどに参加している。MAD2010キュラトリアル・スタディーズ修了生。

堀内奈穂子(AITキュレーター / ディア ミーディレクター)
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 何をなすべきか?東京」(2007)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015) キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015)共同キュレーター。アーカスプロジェクト (2013) 、パラダイスエア(2015、2016)、京都府アーティスト・イン・レジデンス事業「大京都in舞鶴」(2017)のゲストキュレーターを務める。 2016年より、AITの新たなプロジェクトとして、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。アートや福祉の考えを通した講座やワークショップ、シンポジウムを企画する。

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「What is Art Today? ー深化するアートの世界」
アートとケアの実験性」レクチャー一覧

NO日付タイトル
16月4日(火)文化芸術制度に見るアートとケアの実践
27月9日(火)安心の場としての美術館
39月3日(火)創造者としての子どもたち- 実験的な教育とMoMAのラーニング・プログラム
410月1日(火)メンタルヘルスとアートの実践:オランダや海外の事例から
511月5日(火)小さな声を聴く、芸術家と私たちのユーモラスなアートの実践
612月3日(火)世界の最新動向:アートとメンタルヘルスの取り組み

< TASオープン「What is Art Today? — 深化するアートの世界


< TASラボ「ラディカルな美術史:エコロジーとケアの新たな物語——ターナーからジョーン・ジョナスまで」